こんな方におすすめ
- やりたいことリスト100の作り方を知りたい!
- 夢の叶え方を知りたい!
思い返せば、小学生の頃は、大人に「夢」を聞かれました。卒業文集でも「夢」について書いた記憶があります。
しかし、大人なった今では、周りの大人から「夢」を聞かれることはほぼ無くなりました。人生は100年あるというのに、夢を大々的に掲げられる期間は、実に短く設定されています。
私たちは、大人になったら夢を持つことは許されないのでしょうか?「どうせ無理だ。」と諦めるべきなのでしょうか?
そんなことはありません。
過去に諦めたことや、いつの間にか優先順位が下がっていたことを思い出して「やりたいことリスト」として可視化することで、退屈な毎日が変わるかもしれませんよ。
今回の記事では、退屈な人生に意味合いを持たせる方法の一つとして、自分のやりたいことを棚卸しする「やりたいことリスト」の作り方を解説します。
やりたいことリストとは?
やりたいことリストとは、その名の通り、自分の「やりたいこと」や「夢」を書きだしたリストを指します。「Wish List(ウィッシュリスト)」と呼ばれたりもします。
やりたいことリストを作成する際には、日常の仕事や学業、家庭の事情などの状況を一切無視して、何の制限も設けずに、「やりたいこと」や「夢」を書くことが大切です。
そして、最低100個書くことがおすすめです。
10個程度であれば、10分もかからず書けると思いますが、いざ100個書いてみようと意気込んでも、なかなか書けないことに気付くはずです。
50個も書けば、やりたいことを書くペースは確実に落ち、その先は途方もない作業に思えることでしょう。長い人生を生きて、沢山の情報や出会いを経験したのに、たった100個のやりたいことすら、なかなか書けないのです。
だからこそ、やりたいことリストを100個書くことをおすすめします。
やりたいことリストを100個書く目的
「やりたいこと」や「夢」を、100個書くことは途方もない作業に思えると説明しました。しかし、それでも書いた方がいい理由があります。
理由1. 自分自身と向き合える
「やりたいこと」「夢」を100個書き出すとなると、忘れていた「やりたいこと」を思い出すことが必要になります。常に100個のやりたいことがパッと出てくる人はそうそういないでしょう。
昔の記憶を思い返すために、昔の写真を見たり、日記を掘り起こしたり、ネットサーフィンしながら思い返すことでしょう。
- ずっと前にテレビで見て、行きたいと思った場所
- 本で読んで、やってみたいと思っていたこと
- 学生時代にできず、やり残したこと
そんな記憶の片隅から、やりたいことを棚下す作業をするので、日常生活をただ生きているだけでは、思い出すことはありません。
そうやって自分と向き合ううちに、より自分を深く思い返すことになり、忘れていた頃の自分に再会することがあります。
私の場合は、100個の一つに「やり切ったと思って死ぬ」というものがあるんですが、それが自分のなかで物凄く重要な軸になっていることに、自分の経験を思い返しながら、自分と向き合ううちに改めて気づきました。
理由2. 未来にワクワクする
人生がつまらないとか、退屈と感じている人は意外と多く、中年男性の7割が毎日をつまらないと感じているとの調査もあるようです。
大人になると、新しい経験をする機会がどんどん少なくなります。なんとなく未来が想像できるようになり、退屈に感じてしまうのでしょう。
あなたは、最寄り駅までの道を歩いていて、ワクワクしますか?おそらくワクワクしませんよね。
引っ越した当初は、道の途中にあるお店や、建物を見てワクワクすることもあるでしょう。しかし、1年も通っていれば、代り映えしない日常の光景になってしまいます。
これは人生も同じで、代わり映えしない毎日を過ごしていると、日常にワクワクせず、つまらない・退屈と感じてしまいます。
やりたいことリストを作る過程で、「やりたいこと」「夢」を沢山イメージします。また同時に「叶った姿」をイメージしてみることがおすすめです。それだけで、ある程度ワクワクしますよ。
自分自身がやりたいことであっても、ヒトはけっこう忘れがちです。そんな忘れがちなやりたいことも、可視化しておくことで、叶えるための目標とスケジュールを立てることができます。
つまり、やりたいことリストを書かなければ、決して叶うはずもない「やりたいこと」「夢」が、リストを書くだけで叶う可能性が生まれるということです。0と1の大きな違いですね。
達成リストが増えると嬉しくなる
やりたいことリストに書いてあることを「達成」する度に、達成したリストに赤丸をつけたり、二重線で消すと、達成した事が明確になります。
リストの中から5件・10件・50件と、達成したリストが増えていくということは、「やりたいこと」や「夢」をどんどん叶えているということです。
やりたいことリストが、達成マークで埋まる喜びは、達成した喜びとは別の「収集欲求」、リストを完成させる「達成欲求」も同時に満たしてくれます。
やりたいことリストの作り方
ツールの準備
やりたいことリストは、ノートや手帳、Excel、スプレッドシートに、箇条書きでまとめられることが多いですが、ToDoリストのアプリが一番使い勝手がいいです。
一番最悪なのが、作って満足というパターンで、そうなる最大の原因はつくったあと見返さないということです。
そのため、いつでも暇な時間に見ることができて、思いついたときに簡単に追記修正ができるアプリが望ましいです。
そこでおすすめのアプリが、Wunderlistというアプリです。私がはじめて「やりたいことリスト」を作ったのは23歳頃ですが、その時使ったのがこのアプリです。是非つかってみてください。
やりたいことリストを作る上での心構え
心構えとして以下3つの前提条件で書いてください。
- 死ぬまでにやらないと後悔することを書く
- 「どうせ無理」だと決めつけず、「お金」「時間」「場所」「人間」などの制約を一切受けないという前提で書く
- 失敗は考えない。必ずできる前提で書く
この3つの心構えは非常に重要です。
死ぬまでにやらないと後悔することを書く
あなたは、明日死ぬかもしれません。
突然でドキッとするかもしれませんが、交通事故にあうかもしれないし、急な病で倒れるかもしれない。無差別殺人に巻き込まれるかもしれませんね。
明日が来るかわからないので、優先順位の高い「やりたいこと」は、すぐに叶えるために動くべきなんです。
できなくなってから後悔しても遅いから、死ぬまでに絶対にやりたいことから優先して書くべきです。
「どうせ無理」だと決めつけず、「お金」「時間」「場所」「人間」などの制約を一切受けないという前提で書く
例えば「1年間海外で暮らす」というやりたいことがあるとして、現実を照らし合わせると、無理だと思うかもしれません。
しかし、無理だと思ったら、それが叶うことは決してありませんね。無理だと思った瞬間に、諦めてしまいますから。
それだと自分の可能性が広がらないので、制約を一切無視してみましょう。現実の自分では到底叶えられる気がしないものも、努力をすれば叶うことだってあるはずです。
AICには、あなたの叶えたい「やりたいこと」や「夢」の叶え方を知っている先輩方がいるかもしれませんよ。
失敗は考えない。必ずできる前提で書く
失敗しない前提で書くことも大切です。前の章と少し重複しますが、失敗することを考えると、動く前から諦めムードになりますね。
「失敗する可能性があるから辞めておこう。」なんてフィルターを排除して、必ずできる前提に頭を切り替えて書いてみましょう。
やりたいことリストの6観点
やりたいことリストをつくる時に、参考になる観点(切り口)を6つ用意しました。是非参考にしてください。
1. もの
- 乗ってみたい車はある?
- 一度は行きたい高級店はある?
- 一度は食べてみたいものはある?
- 飼いたい動物はいる?
- どうしても欲しい洋服やアクセサリーはある?
2. 場所
- 行きたい国はある?
- 行きたい都道府県や島はある?
- どんな景色が見てみたい?
- どんな場所で暮らしたい?
- 世界一周したい?
- どんな旅がしたい?
- 行きたいイベントや施設はある?
3. 知識・仕事
- とりたい資格はある?
- 身に付けたいスキルはある?
- どんな仕事がしたい?
- どんな場所で仕事がしたい?
- 読んでみたい本はある?
4. 経験
- どんなことをしてみたい?
- これから新たにはじめたい趣味はある?
- 会ってみたい有名人はいる?
- 演奏したい楽器はある?
5. 家族・仲間
- 親にしてあげたいことはある?
- 子供にしてあげたいことはある?
- 家族とどんな関係になりたい?
- 結婚するならどんな人が良い?
- 心で繋がれる仲間は何人ほしい?
- 仲間となにがしたい?
6. その他
- どんな体型・体質になりたい?
- やってみたい治療・施術はある?
- どんな自分でいたい・なりたい?
上原の場合
上原は23歳、なんとなく仕事の雰囲気を掴み始めた社会人1年目に、やりたいことリストを作成しました。
他の人のやりたいことを知ることで、新たな気付きがあるかもしれませんので、私のリストの一部をお見せします。(ちなみに名前は”夢リスト100”としています。)
まず面白いことに、23歳の上原は「100人規模コミュニティ作り」を夢に掲げています。当時はもちろんAICの構想はないし、コミュニティに所属していた訳ではありません。
私の場合は、世界中を旅したいと思っていたので、旅にまつわるものや、人生でやってみたい経験についての項目が多いですね。
こちらが完了リストです。見返したら全体137件のうち30件完了していました。達成率は21.8%です。
この数字が高いかどうかはわかりませんが、23歳の自分には想像もできなかったことが沢山実現しています。
やりたいことリストを作った後
やりたいことリストを作った後は、定期的に見直すことをおすすめします。
新しいやりたいことができたら、随時追加していきましょう。
そしてリストをつくったら、それを無駄にせず、優先順位をつけて叶えていきましょう。
面白いことに、リストに挑戦していると、そこから「やりたい!」が派生していくことがあります。
例えば、上原の場合は、バックパッカーをやったら面白そうだなと思って、旅に出ました。
もちろん始めての時は不安でしたが、経験してみて、海外を1人で旅する楽しさにハマってしまいました。
更にはその瞬間をおさめようと一眼レフカメラにハマり、カメラをもって街の写真を撮っているうちにカフェにはまりと、、、
ひとつのきっかけから、全く興味のなかった世界がどんどん広がっていったのです。
あなたも、まずはリストを書きだして、1つでいいから挑戦してみましょう。
もしかしたら、それが人生で大きなきっかけになるかもしれません。
さいごに
やりたいことを100個も書くのは大変だと思いますが、やる価値は大いにあると思っています。
私自身、23歳の等身大の自分からすれば、今の自分の姿は想像もしていませんでした。
それでも、今すごく充実した日々を送っているのは、間違いなく「やりたいことをやる!」姿勢を崩さなかったからだと思います。
その最初の一歩が恐らくやりたいことリストでした。「夢は叶う!」なんてことは思いませんが「夢は掲げなければ決して叶わない!」と思っています。
掲げるだけで叶う可能性が1%でも上がるなら、まずはそこからはじめてみればいいのではないでしょうか。
もし今悩んでいる誰かの救いになれば幸いです。